連合愛媛ボランティア日記⑭

 お久しぶりです。この間、被災地の実情をよそに永田町では情けないほどの政局ごっこが展開されていますが、連合のボランティアは粛々と続いています。本日(6月15日)現在、第10次ボランティア団334名が東北3県で活動中です。四国ブロックからは高知の幾久さん、徳島の斎藤事務局長、そして愛媛からは労福協の福岡さんが活躍中です。 

 この度、6月3日からの第9次団(319名)に参加されたれ連合香川の進藤事務局長からreportが入りましたので報告します。なお、この団には愛媛からはJR連合の石丸さん、久保田さんのお二人が参加してくれました。

 現地での作業内容も日々刻々と変化し、今回は避難所の炊き出しや物資配布が中心だったようで4月~5月のガレキ撤去作業と異なり、被災され更には避難を余儀なくされている皆さん方と直に接するボランティア活動だったようで、いろんな思いを胸に任務遂行されたようです。本当にご苦労様でした。

 なお、本文につきましては私の方で若干手を加えさせていただきました。ご了解ください。

2011年6月15日 事務局長 杉本宗之

 Report

 6月3日12:00に連合本部を出発し16:00過ぎにベースキャンプ(会津ぼなり)に到着し、早速活動・宿舎での注意事項の確認を行い、その後班長会議で、会津での物資配布活動6名と郡山市での炊き出し・野菜きり・物資仕分け活動22名の分担を確認し、四国からの3名は郡山を拠点に活動することになりました。

 初日は、拠点となる郡山市の「ビッグパレットふくしま」で、被災者に配布する救援物資(衣類)の仕分けにかかり、ワゴン車約6ぱいの衣類を、ダウンジャケット関係、毛糸類、小物(ハンカチ・下着・ソックス・帽子など)その他に分別する作業でした。作業開始に際し、現地受け入れのNPO(ハートネットふくしま)代表の西山氏が涙ながらに「福島を助けてほしい」と訴えられ、我々ボランティア隊は改めてこの活動の重さを実感したところでした。 

 

 途中3日目からは、4つの避難場所の炊き出し(昼食時のお汁物)と次の日の炊き出し用の野菜きりとに別れ、四国班は拠点から15分程度の林業センターを担当することになりました。避難所での炊き出しは、20名程度の味噌汁を作りわけですが、空いた時間で初日に仕分けした衣類を夏物・子供・大人といった具合に再分類しました。

 昼食はできるだけ、避難されている皆さん達と一緒に取ることとしました。そういった中で、被災された皆さんの苦しみや、避難所の生活環境への不満等、本音の話を聞くことができました。コミュニケーションを取ることは単に情報入手→改善といった意味合いだけでなく、「お話を聞く」そのこと自体が被災された皆さんの心のケアにつながることを実感することもありました。

 その後も、炊き出しの食材準備、救援物資に仕分け、物資配送、仮設住宅への入居支援などなどニーズに対し臨機応変に活動しました。お陰様で人数・期間など組織的に機動する連合ボランティア団に対し高い評価と感謝の言葉を頂きました。

 

 振り返って、少し気がかりなのは、これは福島県の特徴かもしれませんが、現地受け入れNPOのスタッフ不足や(原発事故の関係からか)一般ボランティアの減少していることです。また、長期間の避難所生活を余儀なくされている被災者、特に高齢者はぐったりとした方が多く見られ、その健康面がとても気になるところです。

 皆さんとお話する中で、①仮説住宅に何時入居できるのか?②会社がなくなり、働くところを探しているが見つからない。③一時帰宅はしたが、袋1枚では何も持ち出せない。④震災の後、家の中がどうなっているか心配。などなど、多くの不安・不満を抱えておられることを知りました。

 実は今回の活動中、被災地に入る機会がありました。現地は映像で見るのとは大違いで、本当に言葉も出ませんでした。途中、自衛隊の皆さんによる行方不明者搜索活動に遭遇しました。その汚泥や瓦礫の下にご遺体が居られることを前提にした、地道で手作業に近い丁寧な搜索活動に頭が下がる思いがしました。と同時に、この復興への道のりはとてつもなく長丁場になることを再認識させられました。

 今回、四国から3名で参加し、現地が求める様々な活動に取り組みました。トイレ掃除なども自ら率先して取り組むなど、一生懸命活動し、無事に任務を終えることができました。ほんの小さな支援にしかならないでしょうが、全国の連合の仲間や一般ボランティアの皆さん方とも連携したことが、復興の一助になればと祈っているところでございます。

 連合香川 事務局長 進藤龍男

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