2012.05.14

 本日(5月14日)の愛媛労働局「新卒者就職応援本部会議」でのことです。高卒の就職率が今年の3月末で96.7%でした。一昨年の「新卒者就職応援宣言」の目標値97%を下回って、応援本部立ち上げのきっかけとなったH22年3月末の数字と同じ結果でした。会議自体は全体(中・高・短・大・院)で就職者数の実数で増(昨年の5,300人に対し5,543人)なので、ま、いいか。って感じでした。でも、希望者数も増えてるんですね。(昨年の5639人から5,892人)
 就職を希望しても3月末時点で就職できない高校生が74人います。多いのでしょうか?少ないのでしょうか?一方で昨年の9月からの半年間で所謂「進路変更」を余儀なくされた数は300人にも登ります。

  私は当初より「この種の取り組みは率で議論するのは良くない。生の数字を生身の18,9才の若者として捉えるべし」と訴えてきましたが、今日の会議は学校関係者も行政も使用者も結果報告と取り組んだ施策の紹介に留まりました。

  ご案内のように今朝の朝刊で「就職失敗での自殺者150人」の報道が出たばかり、この会議では最後まで自殺者の「じ」の字も出ませんでした。(ここまでは)

  「皆さんは、今朝の新聞見て、該当者が県内にいるのか、いないのか、気にならないのですか?私は、気になってしょうがありません。だから県が開くの待って、担当部局に問い合わせました。しかし、どういう訳か教えてくれません。ネットでの資料のある場所を教えていただいたので、自分で警察庁や内閣府の資料を探しましたが関連付けることはできませんでした。しかし、この一年間だけでも自ら命を絶った県内の10代20代の若者が50人以上存在し、うち学生も19人もいるんですよ。その中に該当者がいないといいですよね。」って嫌味混じりに言ってやりました。
 自殺の原因は複数にまたがり特定は難しいのです。この会議に関わった以上、該当者のいないこと、出ないことを祈るだけで。学校の先生達は自分の高校の未就職の子らの顔や名前は分かるので実感できるのでしょうが、他はね…。自分の子だと思って対応しなくては。。。

  勿論、雇う側・就職させる側にも言い分はあります。「だって履歴書も書けないし、すぐ辞めるし…」 そんなことは百も承知です。我々大人社会がもう少し寛容にならなくてはいけないのではないでしょうか。本当に、余裕がなくなってきたのでしょうか。。。そのうち、あの子らに痛い目に合わされるのではないでしょうか。。。昔は皆でカバーし合って背負い込んだんですがね。。。

  なお、昨年の愛媛県の自殺者数は369人です。毎日一人は自ら命を絶っているという状況です。瀬戸内の温暖で住みやすいこの愛媛でです。多いでしょうか?少ないでしょうか? ま、14年間も3万人を超える人がそうなってる国なので、そんなものかも知れません。。。

2012年5月14日

事務局長 杉本宗之

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連合は全国約700万人、その地方組織47の1つ連合愛媛は、約4万人の仲間の組織です。加盟産業別労働組合は30組織です。

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