南予地協より

こんにちは。南予地協です。10月に入り、城山や通りの銀杏なども少しづつ色づき始めました。秋の到来ですね。気温も下がり過ごしやすくなってきました。
  さて、今回は働くお父さんお母さんへ、南予地協からのちょっとした子育て情報です。

  皆さんは「♯8000」をご存知でしょうか?これは愛媛県が設置している「小児救急医療電話相談」の短縮ダイヤルです。                             先日、愛媛新聞のスクラップをしていたら、9月24日付の新聞で宇和島圏域の小児救急の窮状についての記事を見つけました。記事によると宇和島圏域には軽症者向けの急患センターがなく、救急患者のうち、小児科を受診する割合が38.5%(09年11月)と県平均(16.2%)の2倍以上で県内最多となっているそうです。市立宇和島病院(3次救急指定)が軽症患者から重篤患者まで24時間受け入れ、小児科は通常勤務・休日夜間の時間外外来を5人の小児科医で順番に担当していて、体力的精神的に負担が大きく、本当にぎりぎりのところでお仕事をされているそうです。記事は小児医療を守るためにも医師の負担解消が重要だと訴えていました。安易に時間外を受診する『コンビニ受診』が全国的に問題となっていましたが、医師の働く現場を整備することはもちろんのこと、患者側も適正受診を心がければこれらの問題を解消できると思います。
  そこで夜間、お子さんの具合が悪くなった時は冒頭に紹介した相談ダイヤルの利用をお薦めします。(この相談ダイヤルは愛媛新聞の記事でも触れてありました。)夜間に突然、お子さんの具合が悪くなったらすぐ救急に走るのではなく、まず♯8000に電話してみましょう。看護師や医師などが家庭での応急対応などについてアドバイスしてくれます。私も以前子どもが室内で転倒したとき、すごく慌ててしまい、すぐ救急に行こうとしましたが、♯8000を思いだし、電話をかけて相談しました。その時は電話口で丁寧にアドバイスをしてくれて、結局救急には行かず家で様子を見ることになりました。このように軽症の場合は家で応急処置をした後、翌日かかりつけ医に診てもらったりすることが小児救急の疲弊を改善できることにつながると思います。
  連合の重点政策「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、の一つに『医師や看護師の安定的就業に向けた職場環境づくり』があります。小児科に限らず、全てのお医者さんがが限界を感じていなくなってしまう前に、私たちも地域の医療を守るためできる限りのことをしましょう。

♯8000は毎日19:00~23:00まで利用可能です。相談料は無料。(通話料はかかります)
 

 ※♯8000は固定電話プッシュ回線・携帯電話対応です。ダイヤル回線は089-913-2777をご利用下さい。またあくまでも相談される方の判断の参考になるための電話相談窓口であり、診断・治療ではありません。

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この記事の著者

連合愛媛南予地域協議会南予地協

宇和島市に連合愛媛の南予支部がオープンいたしました。地域の方に貢献できるべく頑張りたいと思います。

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