高退連学習会~9.27 

 こんにちは。南予地協です。まず先日の台風15号により被災された方に謹んでお見舞い申し上げます。この台風で南予でも浸水や土砂崩れなどの被害が出ました。台風シーズンはまだまだ続きます。情報に注意し、日頃から災害への備えを十分にしておきましょう。

 9月27日(火)に高退連の学習会が宇和島自動車本社錦会館において開催されました。毎年医療や年金など、高齢者や退職者深く関係する内容の学習会を開催してきましたが、今年は健康問題をとりあげ、宇和島徳洲会病院より、副院長・外科部長の荒深景一(あらふか けいいち)先生をお招きして、「がんのお話」をテーマに講演していただきました。当日は約50名と多くの参加がありました。                            井上浩一代表幹事による主催者挨拶の後、早速講演が始まり、スライドを使ってがんの統計情報をもとに、がんの種類別の発症率や生存率などの説明がありました。そして「からだに優しい」手術ということで、「内視鏡手術」や「腹腔鏡手術」についてビデオ上映を見ながら講演を受けました。実際にがんを切除していく映像はとても鮮明で迫力があり、参加者からも感嘆の声があがっていました。鏡視下手術は開腹手術よりも体へのダメージが少なく、例えるならば胃がんの手術でありながら、虫垂炎の手術なみの影響だそうです。医療ドラマなどでは漠然と耳にしていた内視鏡や腹腔鏡という医療用語は、今回の学習会で初めてどういうものか学ぶことができて良かったです。講演後は参加者から「がんと遺伝性について」や「ピロリ菌との因果関係」、「完治について」などいくつか質問があり、荒深先生にわかりやすく回答していただきました。                                   がんという非常に重いテーマでも、時折ユーモアを交えながらの講演だったので息詰まることなく、あっという間の90分であり、参加者はメモをとりながら熱心に講演を聞いていました。
 「がん」はその発生原因について、まだ解明されていません。ただ日々の研究や医療技術の進歩により、因果関係についてはだんだんと分かってきているそうです。そして「からだに優しい」といわれる鏡視下手術も初期段階が前提です。がんに限らず、早期発見・早期治療はとても大切です。普段からの健康管理に気を付け、定期的な検診を受けましょう。

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この記事の著者

連合愛媛南予地域協議会南予地協

宇和島市に連合愛媛の南予支部がオープンいたしました。地域の方に貢献できるべく頑張りたいと思います。

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