南予地協より

 こんにちは。南予地協です。2011年も残りわずかとなりました。今年は3.11東日本大震災や9月の台風12号による大規模災害など、自然災害の脅威を目の当りにした年となりました。

 特に東日本大震災は多くの人が犠牲になり、また避難できた方も住まいや財産、職を失うなど大きな損害を出しました。東北地方だけでなく、日本全国に物流、経済、雇用など多方面で影響を受けたと思います。

 3月11日、午後3時頃。インターネットのニュースに「宮城で震度7」の速報が出たとき、発足したばかりの地協事務局にはまだ設備が整ってなく、情報の収集に苦労しました。ネットの情報だけが頼りでしたが、なかなか被害情報が更新されず、ネットの掲示板を利用して情報収集していました。そのうち、ネットの画面に四国沿岸にも津波警報が表示され、動揺したことを覚えています。
 震災後、連合はボランティア団を派遣しました。連合愛媛各地協でも募金に取り組み、また職場単位での被災地への支援もありました。今年の世相を表す漢字「絆」が示すように、2011年は絶望の中にも、人と人の助け合い、つながりが明るい未来を切り開くということに気付かされた年となったのではないでしょうか?
 被災地はまだまだ復旧の段階です。連合愛媛、そして南予地協は被災地が復旧、復興を遂げるまで全力で支援し続けます。
 

 そして、来年は南予地協発足2年目に入ります。2011年は1年目ということもあり、環境や事務局体制を整えることに時間がかかり、南予地域の皆さんに地協事務局の存在を知ってもらう機会があまりとれませんでした。
 南予地域は経済が停滞し、企業も少ないので労働環境が悪くても、「職を失うよりはまし」との思いから、我慢される方が多いように思います。実際、給料が未払いでも数か月我慢していた、というケースがありました。2012年はそんな方たちがもっと相談できやすい事務局になるよう、頑張ります。

 来年は全ての人にとって平和で穏やかな年となりますように。皆さま、良いお年をお迎え下さい。

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この記事の著者

連合愛媛南予地域協議会南予地協

宇和島市に連合愛媛の南予支部がオープンいたしました。地域の方に貢献できるべく頑張りたいと思います。

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